本当の自分をつくろう/ぽえむ君
学校に入学して
まず最初に教わったことは
決められた道を歩くことだった
とてもわかりやすくて
楽しい思い出が今でも残る
学校を卒業して
まず最初にわかったことは
決めていく道をつくることだった
何をしてよいのかもわからずに
つらい記憶が次から次へと
重なってゆく
友人たちが挫折してゆく
口では驚いて見せたものの
心のどこかに
やはりね
とどこかで納得している自分がいる
自分も夢が破れてゆく
動揺はするけれど
心の中では
そうだろう
と最初からわかっている自分がいる
それでも
ここから自分が始まるのかもしれない
そう思った
本当の自分をつくろう
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