I love me/そらいろ☆コゾウ
 
きみが泣くのを
眺めてた

街のネオンは夜の海
きみは寄せては去ってく波を眺めて
怖いと言って
泣いていた

抱きしめて
あげたくなかった

泣いてるきみに嫉妬した

ふたり夜に包まれて
遠くの光に憧れた

私、私だって怖いのに
そんな事を思う自分に
哀しくなって

隣のきみが
遠くなった

夜でも開いてるファーストフードで
コーヒーひとつ
ふたりで啜る

通りを歩く知らない人は
どこに行ってしまったのかと
みんな先に行ってしまって
ふたりだけで残されたようだと

きみは嘆いて

いつかふたりも
愛想を尽かして要らなくなって
別れてしまって
どこか消えてしまうのだろう

言葉に出せず
感じあってた

優しい言葉を
かけたくなかった

きみを笑顔に
したかったのに

気の利いた言葉の一つ
いつだって出せやしないと

錆付いた


戻る   Point(1)