騒がしくなる駅/
円谷一
ら 時計の針と駅の時計盤を見比べてただじっとしていた ここから何を掴み取っているのだろう
混雑が過ぎ去って駅はやっと休まることができたようだ 僕もほっとして 振り返って駅を見上げた 都会は相変わらず活発に信号機を点滅させていた 何の為に朝早くから駅に来たのか理由が分からなかったが それでも爽やかな朝を満喫することができて良かった
僕は家路に向かう 故郷のような駅が僕を見送っているような気がした
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