面白人生講話(5)/生田 稔
 
面白人生講話(5)

 今日は体の調子がよい、よく眠れたし良い夢を見た。まあ幸福といえるので、幸福に就いて書いてみることにする。勧めてくださった方が居られたので、そうするのである。
(1)でも言ったように。ラッセル卿のThe conquest of happiness(幸福の征服)という本を21から22歳の期間、原文で読んだ。真剣に幸福になることを望んでいたので、丹念に辞書を引き、ノートをとつて完璧なまで調べたものであった。
 何がわかったか、今思い出すのはこの本から4つの益を得た。
1.大学入試にこの本の一部が、出題され、英語が全問題の50パーセント採点されるので、合格した。公立大であ
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