おじいちゃん/ちと
 
くなったおばあちゃんは、記憶と重ならなかった。
「大きくなったねぇ」
声を出したら止まらなくなるから、歯を食い縛った。
絞り出した「ありがとうございました」は、歪んでみっともなかった。
頬を流れる感覚は、最後まで本物だった。

また会いに来てもいいですか、なんて
言えなかったよ。


どうやって生きればいい?












目が覚めたのは、7時。



おじいちゃんがいて
日常だった、

夢を見た。


寝返りも打たずにもういちど、眠った。


どんな夢だったのか思い出せない。




内側から圧迫されるよ
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