誘われし澤の奥で/
モーヌ。
絶望 と 希望 と
深き 傷の ひかりで 浮き あがって
瀬音 立ちます 幽暗を ( いつも )
何かを めざして さまよった
語りかけ うる ひびき へ と
身を 燃やし 尽き ながら
可視的に ことばへ... と けものの道 が
おきざりの 胸のなかへ と 継がれて ゆく
伸びて ゆく こころの道 を
いちわの 残光する 野うさぎが
ぴょん ぴょん と 跳ねて ゆく
もの みな うたに
うたに なるまで
戻る
編
削
Point
(17)