誘われし澤の奥で/モーヌ。
 

絶望 と 希望 と

深き 傷の ひかりで 浮き あがって

瀬音 立ちます 幽暗を ( いつも )

何かを めざして さまよった

語りかけ うる ひびき へ と

身を 燃やし 尽き ながら

可視的に ことばへ... と けものの道 が

おきざりの 胸のなかへ と 継がれて ゆく

伸びて ゆく こころの道 を

いちわの 残光する 野うさぎが

ぴょん ぴょん と 跳ねて ゆく

もの みな うたに

うたに なるまで









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