神話/葉leaf
角い木の板をそのまま出展して、「爆破」という題をつけようと思ったのだ。だが芸術家は、木の板をべったり置いてしまうとどうしても目立たないことに気づき、木の板を高い位置に持ってくるように、下に四本の脚をつけた。だが今度は、作品が対称的すぎてインパクトにかけることに気づき、対称性を破るために一枚の板を初めの木の板の端から上に向かってほぼ垂直に取り付けた。芸術家は作品の出来具合に満足して、一服吸おうと思った。そのとき、何気なく作品に腰掛けてしまったら、作品が座るのに最適なことに気づいた。こうして椅子が生まれた。
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