センチメンタルがやってくる/nm6
 
ランスシートで、どこだどこだ。
優良なのはどこだ。


「という磁力。」
「という力学?」
「いや、という物語。」
 という、池袋に降るあたりまえのエチュード。即興。


何にでも乗せてしまえばいい。
それは上下の問題ではないし、ぼくは左右を失う。
状態でも程度でもなく関心とセクシーさの問題で、
この車内ではいつも誰かに、いつも通り、不意にやってくる。
センチメンタルは、それなんだ。
戻る   Point(8)