太陽ヲも欺く視線 ----コネクト----/酸素の枷
 
しまうのである
それが枷として邪魔になるだろうか?


二人の間には未だ距離がある
二人には顔を向け合う気力も無くなった

少年は荒い呼吸で最低限の動作を繰り返す
車の中も豪雨の様だ
豪雨に撃たれている体は車体と少女と一緒だ


車が動き出した


少女との距離が離れだした
何処に向かうのか少年

少女の右手だけが左右に動きだしている


?いってらっしゃい。?


どうやら
私の介在も許されない
内密な会話がされた様だ

人の繋がりは私の理解を超えている

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