『七夕一夜』/しろいぬ
大きく息を吸って 全部吐き出したら
短冊に書いた言葉 飲み込んで
宙に叫んでやれ
オリヒメとヒコボシの 願いが星を越えるなら
此処で叫んだ願い 僕らも何か、越えてやる
憎しみ合った事も 慈しみ合った事も
人間同士あるけれど そんなもんだろう
願い、事 君と、僕 同じではない、だろ
星の、上 綺麗、だな 僕ら、此処で、泥の上跳ねて
僕はきっといつかこの地上で 星に手を伸ばす
君ときっといつか星を越えて 僕たちの願い事を…
オリヒメとヒコボシの願いが星を越えるなら
僕らの願い事も、必ず宙に、届くだろう
憎しみ合ったことも 慈しみ合ったことも
そのまま全部抱きしめて
君と、手を繋ぐ
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