薄闇霧華/リュウセイ
 

何の夢も見ずに
   目が覚めた

陽の昇る刹那の時間


汗ばむ肩を包む
ひんやりとした 空気 と
動けずに 息をのむ様な 静けさ

言い様の無い不安が 忍び寄る  感覚


あるはずの無い 温もり探し

すがるように 枕を抱き締めて

逃げるように 夢現に微睡む夜明け



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