チョン4 (ミドリ様作 チョン3への返詩)/砂木
小窓が開いてる水面
くい込んでくる ヒールの流し目
セメント楽譜に 回るこぶし
フリーなの?
ロケット台からはずされる素足
雑草の お茶会に泳ぐ 雨雫
雲は いってしまった
鮫でもジョーズでも追いかけていけばいい
コーヒーカップです ミルクでも
バケツに釣られる
何万光年前の 落ちるはずの洞窟
手裏剣に みとれる 手ぬぐい
波間に 旗のように広がって
書ける石 捜している旅人のために
ちかちかと 滑走するイカになる
訂正 いかだ と なる
かしこ
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