一番星/麻生ゆり
 
街の灯(あかり)は黄昏て 人々はすでに足早に 暗がりの道を歩いていた
その中で私はたった 独りで人ごみの中を 希望すらもたずにたたずんでた

一番星は宵の明星だと沈みかけていく月と太陽が 教えた
あれだけの日々をあなたと2人で生きてきたのになぜかそれらのことを 伝えられなくて

あなたと共に ずっと一緒に 私の願いは届かない…
この大きな空の下で あなたは誰を今 想ってるの?
幸せだったかな? 辛かったかな?
あなたの心がわからない…
「ごめんなさい」と 謝ったとしても
許してもらえるのか 知りえない

「サヨナラ」を聞きたくなくて 耳をふさいだフりし
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