ピープル・ナーバスが散らかる部屋の隅/nm6
 
のような夏が来るよ。
きみの、たしか白かったはずの白いところを、
ピープル・ナーバスが散らかる部屋の隅で思い出しながら、
白でなぞる。



パラライカ、タコス、ドンタコス。ぼくらはグッと響いて涙するので、世界で大切なのは響きだけだ間違いないそうだろうミスター?酔ってプレーンがあってこそのアンプレーン。酔ってクレーンがあってこそのアンクレーン。Tシャツがはためくサーキュレーターの夜は、もう夏。「ラム酒」とか「ラブユー」とか言ってみるだけ言ってみて、ピープル・ナーバスは夢の中に溶けていく。ぼくは知らない。明日は晴れるかもしれないし、ぼくは誰かを愛せるかもしれない。
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