大好きな君/白い蒲公英
「学校よりも楽しかったから」 それは私の知ってる君には とてもとても 似合わなくて ちょっとだけ切なくなった
君は いつだって太陽みたいな笑顔を私にくれたから
じゃあ、もしかして 君が その時見つけたあの人は 光だったのかな
まぶしくて まぶしくて
本当はひとりぼっちなんだと言えなかった君に
あの人は 君にどんな優しい笑顔をくれたのだろう
ねぇ、教えてくれないかな 君の大好きなあの人は 君にどんな気持ちをくれたの?
あの人が君に優しく笑った
そんな日々を幸福と呼ぶのなら
なんて尊いのだろう
切なくはかないひとひらの時間は
戻る 編 削 Point(0)