危険な話/佐々宝砂
 
買わずにいられない。SFの香りがちょっとすればなんでも読む。子ども向きでも古くさくても英語でも、とにかくなんでもSFであればありがたがって読む、ということをしなくては日本のドイナカではSFマニアなんぞはやっておれなかったわけです。

SFならば、ドラマだろうがマンガだろうが短歌だろうが映画だろうが同人誌だろうがなんでも読む。それほどSFが好きなのです。私の母は、そういう人です。私はその娘なので、まあ似たようなものです。心の底から「SFというジャンル」そのものを愛しちゃっているのです。


しかるに、詩の場合は、いかがですか。

私は個々の作品への愛を語るときもありますし、作家としての
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