面白人生講話(2)/生田 稔
んだというしだい 聖書も国富論も資本論もとっつきにくい本で この机のそばに図書で借りた資本論があるが、全4巻 これは哲学の本ですな 哲学をかなりやった人なら面白いでしょうな だが「国富論」に比べれば、ずっとずっと抽象的で晦渋ですよ
これつまり国富は興味深いエピソードをどっさりて感じ 論はあっても行なうは難し という理由から、この三著敬遠されるのかも
イヤー肩がこる こう書くだけで肩がこる だから私は詩を読み書けというのです詩論のほうがどっちかとい言うと好きですね いうなれば客観を統合するということはむつかしい 主観を敷衍するほうがマシでしょうね
経済学は医者の作業に似ているとシュムペーターという学者は言う つまり臨床ですな
あるときその先生とレストランで食事をしていて、そういってあげるとにっこりしておられた その時ハイデッガーの世界内存在のことが話題になり 純粋に言えば哲学のほうがロマンチシズムがあると思いましたよ まあどんな学問でも徹底的にやれば面白いのではないですか 書き始めてから一時間半 やめて[資本論]にとりかかります
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