おっぱい/
a.u.i.
金木犀が香っていました
東京に重くのしかかる雲が
甘くかんだ乳首にみえた
なんど壊してもなんど壊しても
修復しようとするのはいつも
あなたのほうで
わたしはいつも恐いよといって
遠くからそれをみている
おっぱいを
たくさん吸って
たくさん傷つけて
泣いたわたしを月が見ていた
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