ランジェリー・ラヴ/はじめ
頷き 君を見てゆっくりと手招きをした
君は涙を流して僕の顔をじっと見つめながら窓のところまで行き 瞬間的に意識が途絶え再び意識が戻ると 彼と手を繋いで大草原の坂を下りていった
朝になって目が覚めると 僕は海の一望できる崖へと向かった
君は何処にも居なかった 僕はそよそよと吹く風に吹かれながら 君の歌を思い出し口ずさんだ 「ランジェリー・ラヴ…ランジェリー・ラヴ…」 僕は最後の部分を何度も歌いながら遙か地平線を眺めた 君は僕から消えていなくなった
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