二人きりの箱舟/HEDWIG
 
思い出した 思い出した…
「これ以上 あたしから彼を盗らないでよ」

暗い部屋で独り泣いて泣いて
彼の面影ばかり追っていた
次第に何も出来なくなってた

思い出した 思い出した…
「理由や理屈じゃなくて愛してるよ」

暗い部屋の互いの生活が全て
彼が笑ってれば幸せだった
癒えてはならない傷 二人の全て


ねぇ 君は笑ってる?
ねぇ 君は幸せでいる?
あたし頑張るからさ 笑ってよ


思い出した 思い出した…
「君の此れからを全部 請け負うよ」

今 此処で生きる目的
彼が夜に溶けた時の約束
泣叫びながら棘道を歩いて行くよ
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