j'ai envie de toi/まりも
 
そんなこといくら思っても 口には出せないから
あなたの横顔を覗き込みながら、願う

あたしの胸に顔をうずめてすやすや寝息を立てるあなたを
いつから当たり前のように見つめられるようになったのだろう

どうしてだか、あなたより先には寝付けないのだ

二の腕の絶妙な柔らかさや高さは
あたしの頭蓋骨にしっくりなじむのに


どうしたらもっと近くで
安心を手に入れられるだろう


あたしの心も、体も
あなたを求めてやまないのに


満たされてるはずなのに
傲慢で贅沢なあたしの心には
いつも塊のような不安が存在していて


こう、うまく伝わらないたびに疼く


どうしてだかうまく噛み合わない


j'ai envie de toi
戻る   Point(3)