ふたりぼっちの部屋/
我辣波饅頭
「もうだめかもしれない」
君が言った
「そんなことない」
僕は言った
「そんなことない」
君が言い返した
…本当にそんなことないのに…
僕は少し悲しくなった
まるで子供どうしの言い合いのように
午後はこうして
過ぎてゆく
子供のままの二人を包みながら・・・
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