君を愛することによって/はじめ
 

 君は快楽を感じ 愛を育む
 分かりやすいようにセックスは気持ち良いのだ
 僕は今まで自分を抑えていた
 君を僕のストレスの発散の道具にしたいと一瞬思った
 感情が昂ぶっているせいだ
 いつまで経ってもエスカレーターは辿り着かない
 君と手を繋いだままガラス張りの壁を見ているだけだ
 君の家を雨が打っているのが懐かしい
 僕は今まで何を書いてきた?
 歴史の瞬間に立ち会うのかそれとも君を愛するのか
 僕には分からない
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