新しい政治について/生田 稔
 

 新しい政治について
 今日、「法の精神」(モンテスキュー)の三回目の通読を始めた。90ページまで読み、
得るところがあった。彼は議員の抽選制について述べている。一考に値することである。
彼はまた議員の資格についても、色々の考察と古来の支配者の選出の実例を挙げている。
この本を読み進むうちに、現代の選挙制についての一つの試案がうかんできた。 
 そして読むのを止めて、黙想を始めた。支配者や議員になるには、人格と知識・年齢・経験が求められることを思いついた。この本の中で、地位について買官制の優れていることをモンテスキューはのべており、彼は法務官の地位を自ら買官制によって彼の父から受け継
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