ハルマゲドンの王国/はじめ
豊かな自然に囲まれ水も豊富で 豊潤な土地にはありとあらゆる作物が育った 地上の天国と言われるほど平和で 人々は毎日楽しく歌を歌ったり踊ったりして暮らしていた
しかし１０００年後 王国は神のお告げの通りに滅びた 地球上の海水が急激に増え 激しい大波によって滅びの王国は飲み込まれた 後には何も残らなかった 善人は王国が滅びる前に神によって天国へ携挙して王国に生まれた地獄へ行く悪しき者達はサタンと共に滅ぼされた
天国へ昇った人間達は 天使や他の生き物達に囲まれて幸せに暮らした 天国でも悪しき人間が生まれるので そういう者達は地獄へ突き落とされた 天国と地獄は全宗教共通して存在する場所なので 天国でどんな宗教を信じていても良いことをした者は更に上の天国へ 悪いことをした者は地獄へと落ちていった 同じことが繰り返される世界 人間は本当に学習能力が乏しい生き物だと神はふと少し意地悪げに思った
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