屋根のない明るい部屋で/
氷水蒸流
のように
運命に愛されたやつが
転がる賽を追いかけていく
落ちていくトムとジェリー
お決まりのシーン
みんなクスクス笑って
いっせいに白い風船(ボンボヤージュ)を飛ばした
青い空に
降りかかる精子
できるだけいい加減に星を結ぶと
それを忘れた
そしてまた神妙なルーチンにもどる
終わりを探すことなく
真剣に遊んでいた
いつまでも飽きることはなく
空と僕らには距離がなかった
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