天界大戦争/はじめ
ので緊張してガクガク震えた 天使達の軍は武器を打ち鳴らす音を響かせて雲を掻き消して宮殿に向かって突き進んできた 僕は他の兵士達を見て よし! やってやるぞ! という意気込みで槍を構えて軍の波が攻めてくるのを待った こっちの軍勢はいとも簡単に破れていって 地上へと落ちていった もうMAXで戦いの声が辺りを支配している
最後の雲を突き破って軍勢は宮殿を攻めてきた その顔は天使の顔ではなかった 自分の欲望に満ち溢れた表情をしていた 一人の天使が両手で剣を持って僕に振り下ろしてきた 僕はすかさず槍を横に持ってそれを受け止めた が あっちの方が勢いが強過ぎて僕は雲の上に倒れ 鼻の先まで刃を向けられた
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)