すべての詩人たちへ/ae96
 
     「 すべての詩人たちへ 」
  言葉はつまり「 世界との契約 」だと俺は思っている。
  言葉はつまり俺自身だ。 
  この世に生まれてから今の今まで
  与えられたものが 俺を構成している。
  経験の集大成がペンを握る。
  サインを入れた瞬間 その契約は成立する。
  
  俺という存在が 真実的観点から見て
  リアルなのか バーチャルなのかは
  この際どうでもいい。
  存在理由は解らないから語らない。
  解ったとしても
  語り終えるには100億年以上はかかりそうな気がする。
 
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