【小説】非習慣的な夜/なかがわひろか
てそれなりの短くはない時間を生きてきたんだ。語るべきことはまだまだ(うん、まだまだだ)たくさんある。だからそんなことをこれから語っていく訳だけど、僕はとても飽き性だから、途中で投げ出して適当なことを話すかもしれないけど(事実ちょっと疲れてるのは否めないよ)、どうかそれに関しては怒らずに付き合ってくれればいいと思うよ。物語はまだまだ始まったばかりだ。ドントマインド。気にせずに行こうよ。
僕は今深夜の(僕にとっての深夜とは日付が超えたあたりのことだ)バラエティ番組を見ながら書いている。この番組はとても好きなんだ。この時間帯はテレビ局はとてもチャレンジングな企画の番組を流す。ゴールデンタイムに
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