【小説】非習慣的な夜/なかがわひろか
ムにやる番組より、何かに挑戦しようとするその心意気がいいじゃないか。ちなみに今やっていた企画は残念ながら途中から見たからルールが分からないゲームをやっている。さっきから何度か推理をしてみたんだけど、結局どういうルールでやっているのか分からなかった。でもいいじゃないか。そういうところも含めて好きなんだ。だから僕は毎日この時間帯にきちんと起きていられるように睡眠時間を考えながら生活している。筋金入りなんだ。ルールが分からないくらいで嫌いになったりなんかしないよ。
時々将来について考えることがある。それは僕らの年からしたら当たり前のことだ。その当たり前のことに僕は深く悩んだりする。でもそれは当
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