初恋/美砂
なるのを待っていたように、両親は離婚した
それでよかったのだ
僕は犠牲者なんかじゃないと思っている
ただ、僕はずっとひとりだ 恋は何度かしたけれど
その恋が、人とはちがっているということに
慣れてしまうくらいには
君は僕のことを、まったく覚えていないかもしれない
だが僕は
冬と春の境目にさしかかると
決まって君のことを思い出す
やわらかな肌、僕の初恋のこと
※詩をつくっていたつもりだったのですが、なんか長くなりすぎたので
こちらに投稿しました。といっても、2005年くらいの作品ですが。
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