この家とあの病院とそこにある図書館と/土田
張りつくのだ
?
ここは診察室か?
目覚めたとき
神経症の烙印が
獅子座流星群に乗って
おいちに、おいちに、と
ラジオ体操する
どうでもいい事だらけの日常のなかで
調べなければいけないこと
新人類のピシャの斜塔を
新々人類のマス・コミュニティが
が
ももうどうでもいい
?
汗をお茶と間違える
対話は左から右へ
右から左へ新幹線のように
?
カウンセリングが始まった
(無駄だって…そんなの…)
本当はわたしもそう思う
愛の告白と同じようなもの
ソファーでバックから犯すようなもの
堂々巡りだもの
ならば水を入れたバケツを
あるいは帰らない
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