靴音の街に月は沈むのか/
プル式
夢の様に髪を撫で
抱きしめてあげる
空には小さく
月があるから
こっちへおいでよ
僕の影は見えるだろう
おいで
あの時みたいに
おいで
両手を伸ばして
僕は眠い
月がとても暖かいから
アスファルトが
頬に冷たいのだけれど。
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