スーパー壬生寺/カンチェルスキス
 
職員の緊急出動みたいな素早さで消防服を脱ぎ着物を着付けて、お友達と出かけてゆく。市民ホールに行くといつもお腹の調子が悪くなるが、今日はカルピスも飲んである。何の心配もなく、スーパー寄席を楽しむことができる。そのことがわかって、彼女はうれしくなった。
 見れば、ピンポンは元の大きさに戻って、凸凹になっていて、その形状なんかは、おれの目から見ても、かわいい。もう二度と跳ねることのできないピンポンは自分みたいで、かわいい。



 



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