道のり/愛穂
 
自分がこの先行こうとしている
果てしなく遠い地点(ところ)を思うと
進むのが恐くなる
でも 一歩 また一歩と
この震える足で進んでいく…
しかない

恐怖に全身貫かれながら
不安に全身くるまれながら
しょっ中涙を零しつつ
時折大きく笑いながら

          
                愛穂(21歳)
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