日常/はじめ
 
 君の家は君以外誰もいない
 僕は毎日のように朝早くから君の家にいて夜遅く帰る
 家の周りには草が生い茂り 花が咲き誇っている
 僕はきまって上下白の服装で来なければならない ベルトも靴も白でなければ君の家へは入れない
 朝の仕事が終わると僕は少し仮眠して白の服装に替え君の家へ行く 今日は雨が降っていた 歩道を歩いている時に車が泥の水飛沫がかかって茶色い染みができてしまった 僕はこの格好で君の家へ行けるのかどうか迷った 結局ずぶ濡れのまま君の家へ行くことにした
 ドアは開いていた 僕は服を脱ぎ勝手にシャワーを浴び脱衣場からバスタオルを持ってきて体中を拭いた 僕が「代わりの白い服あるー?」
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