てろてろの空気/
アハウ
微動だにせず
私をのっめり
包みこむ
この体温のような 空気
体がてろてろのゴムのように伸びきって
あくびが地面にのたくる
開け放たれた こころ
ネコがゴロゴロ
この体温のような感覚に
体はアメーバーのように
とろけて うごいて
美しい 夕焼けを 待っている
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