空色の時/和森朱希
 
忙しい日常から
抜け出して歩いた
空色の下
柔らかな草原を
踏みしめて
あなたと、二人

初めて想いを
告げられた

今日から恋人
世界があなたと
わたしを乗せて 巡る

きっとあなたの
輝いた一瞬に
なってみせるから

もう泣かないで
怖がらなくても いいよ

あなたがずっと
微笑んでいられるような

おじいさんになっても、
いつまでも
あたたかいような

そんな記憶に、
なってみせるから…

もうしばらく

二人で
歩こう。

この先に
なにが
待っていても…


きっと
間違いじゃないって

歩きだせるって


  信じているから
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