日本の国の由来/生田 稔
 
達は、あるいはその子孫は東南アジヤのカンボジャやタイヤラオスや安南を経て中国に達し、中国に永くいたのではないか、そして朝鮮半島にその後住みついた。高天原というのは朝鮮半島にあり、高麗国であったのではないか。
 中央公論社の「日本の歴史」第一巻古代によると、高天原から降りてきた素盞鳴(すさのおの)尊(みこと)は若狭湾から上陸して、オロチョン族を征服し土俗の娘と結婚して初めて日本列島に王国を築いたとしている。
 その後日本海の沿岸を南下して、今の島根県に出雲の国を作った。出雲の国は4代続き、4代目の大国主命の時に邇邇(にに)芸(ぎの)命(みこと)が天孫族を率いて九州に上陸して大和の国の基礎をつくっ
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