風に抱かれて/北大路京介
 


     ウソもマコトも 解らないけど まぶたの重さ感じてる


おだやかな木々の おだやかな声に もたれて そっと眼を閉じる
僕しか見られない 夢の続きを のんびり描きたい

     羊の群が 西へ 西へと 戻っていく

暖かい丘の 暖かい風に抱かれて 僕は眠りたい
幼き日に見た 夢の続きを のんびり見ていたい
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