ランドセル/有扉なぎさ
 
ランドセルを背負って

学校までの長い長い坂道を登った

隣には君がいて

ほっぺが真っ赤で

僕の話に笑っていてくれた

君の赤いランドセル

僕の黒いランドセル

色違いでおそろいなのが
何だか嬉しかったんだ

押入れから出てきた
当時の 僕のランドセルが

君の笑顔まで引き出してくれた

淡い思い出
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