日常の革命/服部 剛
めるならば、参加することに意味もあろう。
日々共に働く仲間とどうすれば幸せな時間を過ごせるだろうか。
繰り返される名前の無いの日常に、拳を振り上げて突入し「個人的
な革命」を起こしたい。周囲の俯(うつむ)く人々に笑顔を生み出してゆく、
そんな日常の革命を・・・地下1階の店内で頬杖をつく僕は、そん
なことを考えている・・・時にはいつもと違う時間に身を置いた、
こんな朝も悪くない。
昨夜僕は寝る前に、ある本を読み始めた。「日常を天に」という
その本の表紙を見ると、後ろ姿の旅人が立ち止まり、目の前から遥
かな明日へと続く一本の道をじっとみつめていた。
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