スプートニク爆乳業/カンチェルスキス
 
う可能性も否定できない。
 だが、いつまで凝視しててもひっくり返らないのはなぜか。持ち時間4世紀の試合なんだろうか。おれは混乱するだけだ。牛は尻尾で蝿を毛嫌いしてる。
「牛の模様はオセロかもしれない」
 オセロだとしたら、その白と黒がひっくり返る瞬間を目撃したいし、結局どっちが勝ったんだと勝負が決まるまで見届けたいものだ。その間に眠れるかもしれないが、どうせそんなときに限ってまた眠らない街・新宿のことを考えて眠れなくなるんだ。新宿なんてどこにあるのか知らないんだ。どっか、あの、お腹空いたあってつぶやいてる髭のおじさんの近く、ぐらいにしか。おれはコーヒーカップのないところにミルクを落とした。
 





 

 
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