序曲/海月
 
火を灯し
揺れ動く感情
安定を保つ為に
自分を痛めつける

百年の恋も冷める様に
僕らの情熱も冷めて
二人が紡いだ愛の唄は
二度と流れる事はない

擦れ違う影に虚しき願いが通り過ぎる
流れ星の様に叶わぬ願いを込める

夢の様な一時は泡沫
残るのは小さき波紋
波は静寂に傾く

君が葉を落とすならば
波紋は広がり
新たな序曲が走り出す


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