静かなとき/
今田コボ
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雨は夜更け前に
一段と激しくなるだろう
永遠を探していた
一人、何もない道を歩いて
世界の事なんて考えながら
夢と現実の狭間を
さまよっている
母が死にました
川はいつの間にか逆流になっていて
わたしの心もまた
逆流していました
永遠なんてどこにもない
ただの偶像なんだと
何度も自分に言い聞かせては
雨が、泣いた
暗闇の時
降りしきる雨はあがらずに
夢と思わせるかのような霧
全てが幻想であればいい
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