淡色の生物/チェセロロ
 
たった一人に揺るがされる自分に
少しだけ嫌気がさしてきて
ちょっと意地悪しようとしたけど
結局二人だとばれてしまう

あの頃は楽しかったけど
今は楽しかった?

好きな子はいじめちゃうんだ、って
意地悪そうに呟きたかったけど
その後の結末が真っ白だったから
結局怯えた私がいた
 
年齢には敵わないけど
経験なら敵うかも

淡い想いに生きてしまう哀れな生き物
それが私なんだとしたら
多分、今、酸素が足りなくて
水面でぱくぱくしちゃってる

餌じゃなくて
酸素ポンプをおくれ!

こんな風に零れ落ちていく時間
それでも意味があるのだとしたら
それって言葉に表せるかな?
 
やっぱり餌じゃなくて
酸素ポンプをおくれ!!


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