女神/あおば
 
さんに入っても些細なことを
あれこれ蘊蓄を傾けることなく
ご亭主の気に入るような客となれます

良いお客はお店を引き立て繁盛をもたらします
悪いお客は勉強しないで勉強させるから
通ぶって
一度覚えたことを
何回も何回も繰り返し唱え
少しでも意に染まないと自分自身の情動を制御できず
上半身ばかりか下半身まで膠着して
滑らかに歩くことも出来なくなり
店を出た途端転んでしまい
運が良ければ打撲と擦過傷くらいで済みますが
運が悪いと身体の上を大型貨物車が通過することもあり
お陀仏と言う間も無く儚いことになります

これでも
それでも
すこしも
構わない
なにもしないで好きなだけ遊んでいらっしゃいと無邪気な顔した女神が笑う〜○〜。
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