描くこと、書くこと、カクコト/はらだまさる
ているものを考えると、ちょっと薄ら寒いものを感じてぞっとしてまう。
文字を書く、ということ。
絵を描く、ということ。
カク、トイウコト。
その指先の感覚で憶えた繊細な技術を毎日繰り返して思い出さんかったら、白紙のカンバスを美しく汚して、尚も多くの人々を喜ばせることは出来んやろう。
いま一度、鉛筆を削って落描きでもはじめてみようか。
ペンを握って、誰かに手紙でも書こうか。
最近、仕事の関係で文字を書くことが多くなってきた。
低俗的で野蛮だと冒頭でゆーたけど、文字を書くのはやはり気持ちが良いと再確認している。文字や絵を「カク」以上に低俗で野蛮な行為が、この世界にはたくさん存在することにしっかりと目を向けていかなければと思う。
(2006年4月18日)
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