しゃしんごっこ/
うたかたら
透明な
時間がぐるり
流れでた
僕は
ゆるり
身をまかせ
腹のそこの重みにあえぎ
するり
こぼれる熱をひろう
すとんと落ちるは水の底
頭の上にはみなもがわらう
所在無い頬肉があわせて笑む
このまま体温を失わぬよう
暖かいまどろみに熔けれたら
ぬるり
肉はこぼれおちてた
網膜が満たされる瞬間は
無常で通り過ぎていく
捕まえられるはずもないのに
永遠好きの僕らのために
せめてもぱしゃりときかいに託し
封印ごっこを玩ぶ
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