時の滴り(五)/
信天翁
うるわしい神話は
とっくに忘れてしまいましたが
花言葉はノスタルジァと名づけたいくらいです
コバルトブルーの空に映える
プロムナードはつつじのいろどり
でもなぜか 逍遥の疲れで いつの間にやら
それが早苗月の花としてではなく
ドライフラワーに見えてくるなんて・・・
しっかりつかめてないものが
わたしの脳細胞を駆けめぐったからでしょうか
それとも
わたしのうっかりつかみそこねたものが
わたしの脳神経を麻痺させたからでしょうか
戻る
編
削
Point
(1)